Anoko

Anoko

あの子

曇天の海はいつも美しくて濁った海にすら救われてしまう。増えていく中途半端な思い出だとか捻り出した土産話だとか、話さないようにしていることだとかわざとぶり返して笑う嫌な話だとか、そんなものじゃなくてきっと私にはしないような無言の会話を一番求めてしまうのはきっと人の性なのだろう。美しいものはきっと手に入らないから美しいと思い続けられるのだろうし儚いものはきっと私には及ばないからこそ触れられない。 完全昇華しないと表には出せない感情ほど愛おしくて堪らない。明日は大嫌いな雨と大好きな太陽が、一緒に居てし(0

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