青空 林檎
お気に入り登録1,022人
見つけてくれてありがとう
こんばんは🌙(0)
こんばんは🌙にくまんと女子頑張ってきたよ〜❕(0)
秋(0)
いっしょに食べよ!(0)
君がいなくなって一週間。会社帰り、公園に足を踏み込んでみても姿は見えなかった。あたりは暗く、僕の息だけが白く留まる。 空からはふわりふわりと雪が振り始めていた。片手に持ったコンビニの袋には、温かな肉まんが2つ。と、ホットミルクティー。 もう、会えないだろうか。毎日会っていたのだから、突然いなくなってしまうとそりゃあ心配になってしまう。 フェンスに座り、肉まんを一口齧る。舌を火傷しそうになった。…相変わらずこの公園は時が止まっているかのように静かだ。地面には僕以外の足跡は無く、其れさえも粉雪(1)
昼の12時半を少し過ぎる頃、この秋色の公園に来るといつも君に会う。僕が肉まんを買ってくるのを待ってるかのように。最近は、ホットミルクティーまで欲するのだ。 そんなつぶらな瞳でお願いされたら、与えないわけにもいかない。なけなしのお金で買ったのだから、もっと感謝してほしいものだ。 『明日の時間もここにいるのか、いや毎日ここに?』 おいしそうに肉まんを頬張る君にそう問いかけると、にこりと微笑むだけだった。ふわりと風が頬を撫ぜる。 そりゃあそうか。赤の他人に私生活なんて教えるわけにもいかないか。(1)
ぱくり。(0)
ありがとうメッセージはアーティストページからいつでも確認できます