戸田真琴

戸田真琴

戸田真琴

10月 9日

編集中

好きだと言いながら殴られたって僕は君を忘れてしまうし、好きだと言えずに憎んだとして君も僕を忘れてしまう。そっけない8.31。訪れた河原ももうあたしの散歩道じゃなくなって、思い出語りながらどうか手綱を離さなずにいたいと願う。それでも全部とっくに光、乱反射の中に溶けている。何ももうない。貝殻の裏のガソリンみたいな虹色。ああ僕が僕を思い出す最後の夏だった。 何にも染まらないで。追いかけてゆけないから。心の花は、素直に、手向けることは出来ずに。海に散ったあのままの白さで、ずっと、ずっと。ついに、ずっと。(0

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