戸田真琴

戸田真琴

戸田真琴

10月 9日

編集中

わたしは少し首を伸ばして、植物園の丈夫なビニール張りの向こうの空を見た。今日は晴れと曇りの間、空はあかるく白かった。RCサクセションの「君が僕を知ってる」が浮かんでいるので口ずさむ。こんなことしたら、肯定しているみたいだ。君よ、違うの。だけど、だてに夜ごと踊っていないわよね。遠い昔のこと思いだすなら、遠い未来の言葉になる。あのずっと、ずっと向こうから覗き込むわたしも、同じ言葉を同じふうに言う。「コーヒーを僕に入れておくれよ。二人のこの部屋の中で。僕らはここに居る。灯りを暗くして。」(0

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