戸田真琴

戸田真琴

戸田真琴

10月 9日

編集中

夏は始まった瞬間から終わり続けていく生き物だから刈り取る暇もないよね こんなに重たい眠りじゃない あの黄桃色のまろやかな眠りはどこへ行った 覚えている? 面と向かってなんてとても話せない言葉ばかり詰めたメールが 雪も大きな河も白鳥の飛び交う空も越えて飛んできたこと 現代だって心簡単に繋がってしまうのは奇跡だよ。あんまりないよ。変わらないから。 いつか、誰も何も持てなくなった先で ぎりぎり止まっていない古時計の針の裏に 幼い頃隠していた秘密を見つけるのだ。それもきっと針葉樹の睡る夏なの(0

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