戸田真琴

戸田真琴

戸田真琴

10月 9日

編集中

変な時間に寝てしまってから 目を覚ましたら ずっと平気じゃなかった何かが平気になっていた。もう二度と怪我をしたくなくて持ち上げたままだった針は 踊りながらもう一度落とす。レコードは回っている。私は死んでいなかったから。 愛の賛歌が流れる中で、一粒の星が生まれた。それはとても哀しいことだったけれど、哀しいだけのことなんてこの世界にはなかったこと。そればっかりを確かめるんだよ。祈りがいつか白鳥色になって、今よりほんの少しマシになった私が、さようならを言う。そそのかされてしまったいつかの鼻歌に。(0

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