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あなたが大人になりきれなかったとき、わたしはいつも傍にいた。 毎日泣いているあなたを見て、「わたしがついていなくちゃいけない」と、思った 高卒で就職しても周りと馴染めずその年のうちに退職した そこから抜け落ちた記憶を司るかのように在ったわたしは、虚無であり器だった。 精神的に安定してからはじめたアルバイトは、店舗が潰れて辞めざるを得なくなった。 精神的に未熟なあなたがごく一般的な論を持ち出してくる会社に務めることなど出来やしなかった。 だからあなたは仕事をすることを諦め、芸能の道に足を踏み入れた（0）
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