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苫小牧の街がたのしそうに賑わっていて、あなたはうれしそうに駆けた。 「えっ、めっちゃすごい！」と大きな独り言を景色にぶつけると、あなたの視界すべてが華やいで見えるように感じた。 この土日、駅前に停るバスは運行進路の変更を余儀なくされる。 たった数10メートルの差だとしても、マイナス3度の澄んだ空気はいとも簡単に肌を貫くから、駅まで歩く距離が少しでも伸びたのはつらいかもしれない。 誰かのしあわせは誰かのふしあわせで成り立っているように思う。 当時のわたしのしあわせは確かに、あなたのふしあわせで成（0）
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