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『わたしがお姉ちゃんになれたなら。』最終話 次の日。 なぜかその日は自然と目が覚めて、普段はめったにしないポストの確認をしようと玄関を開けた。 まだ早朝の5時。風が冷たくて目をきゅっとつむる。 「お姉ちゃん」 驚いて目を開けると、そこにはいつもの男の子が立っていた。 今日は日曜日でもなんでもない。 ただの月曜日で、いつも遊ぶ時間でもなんでもない。 男の子の背後には初めて見る女の人がいた。 なぜ、と思うよりも先に、 何かあるのだと、直感的に思ってしまったのが悔しかった。 だからこそ（9）
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