和服と洋服、小説、芝居が好きです。朗読配信します。 ツイッターフォローしてくれたらうれしいです @momose17198417

19『レミングー世界の涯まで連れてって』カベヌケについて語られることの多い本作だけど、私は王が翻弄される姿が胸に刺さる。すでに巻き込まれてる、というところに心が動かされる。この[すでに]の力がすごくて、世界は安全な場所から例えば5月のプールサイドで足先を浸して温度を確かめてから飛び込むみたいにはできない。生まれたここでもう[すでに]なところにしかいない。だから追いつかれない速さで走り続けなきゃならない。この動き続ける力には、日常の重いものを持ち上がるとか、走るとかの理科の実験で習う力とは違う力で(0

コメントをするには
ログインが必要です。

ログイン

Thank you!

ありがとうメッセージはアーティストページからいつでも確認できます