無限

無限

B型

フレンチスリーブで竜を飼う 文章が書きたいです

ハァ、ハァ、ハァ、 荒い呼吸で、これでもかという量の酸素が全身を駆け巡る。真っ暗な闇の中をひたすら走る。後ろから数人の男が迫ってくる。 やめてくれ、追い詰めないでくれ、助けて、助けて… 「助けて!!!」 突然聞こえた叫び声で目が覚める。低い天井に、電球と紐。もう12月だというのに俺は全身にびっしょりと汗をかいていた。肩で息をしながら、ゆっくりと上半身を起こす。カーテンの向こうはまだ暗い。時計を見上げると3時半だった。 ずっとそうだ。あの日から、同じ夢ばかり何度も見ては自分の声で目が覚める。最(0

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