にちき

にちき

8月 25日

にちきです できるかぎり頑張ります

天才だから不細工な顔してても可愛い。  不倫常習犯のパパが、それでもクリスマスくらいはあたしのサンタさんになってくれるんじゃないかななんて期待したあたしが馬鹿だったことを12歳の冬に知った。ママは疲れた目元をファンデーションで隠してコンビニのチキンと、手作りのシチューを食卓に並べてくれた。あたしは美味しいねぇ、と言いながらそれを食べた。チキンは脂っぽかったしシチューのじゃがいもは硬かったから本当はそんなに美味しくなかったけれど、そう言わなきゃいけない気がした。その年のサンタさんには図書券をお願(0

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