無限

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B型

フレンチスリーブで竜を飼う 文章が書きたいです

【小説】(2) カランと音がして、机の下を見る。箸が1本、転がっていた。 「あ、ごめん、ちょっと取って」 声の主は隣の席の山川さんだった。金髪ベリーショートに、派手なスカートを毎日履いている。 「はい、どうぞ」 「ありがとう、え、てかまた文字書いてる!」 「あ…」 山川さんが俺のノートを覗き込む。 「酔狂だね、漢字ばっか、怖」 「えっと」 言葉がうまく出てこない。急いでノートをめくり、新しいページに考えを書き込む。 「書かないと、覚えられないから」 やっと組み立てられた日本語を山川さんに伝え(0

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