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私が肉体として、一番ひとりぼっちだったのが小学校3年生の頃。 家族の都合で静岡のとある町に引越したときだった。 二学期という中途半端な時期に引っ越しをしたから、すでに出来上がったクラスの雰囲気には馴染めず、元々声のボリュームが小さかった私は人と会話をすることを諦めた。 完全にクラスから浮いていたので放課後の図書室が私の唯一の居場所だった。 しかし、たまたま図書室に本を借りに来たクラスメイトが私の読んでいた"妖怪レストラン"に興味を示してくれたのだ。 「末次さんって怖い話好きなの？（6）
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