1. CHEERZ
  2. 記事・コラム
  3. 不便じゃない?テレビのチャンネル数が少ない県

不便じゃない?テレビのチャンネル数が少ない県

2021.08.10

日常的にテレビを見て過ごしている人は多いですが、実はこのテレビのチャンネル数って地域ごとに大きな差があります。中には都市部に比べてチャンネル数が極端に少ない地域もあり、それを聞いて驚いてしまう人も少なくありません。今回は「チャンネル数が少ない都道府県」をご紹介します。

徳島県

四国の東端に位置する徳島県は、実は民放のチャンネル数が非常に少ない地域です。 そのチャンネル数は、なんと「四国放送」の1局のみ。NHK総合とEテレを合わせても計3局しかありません。 そんなに少ないと不便ではないかと思ってしまいそうですが、実は徳島県民は不便に感じていない人も多いと言います。 その理由は、ケーブルテレビの普及率の高さ。徳島県では実に90%もの人がケーブルテレビに加入しています。そのため県外のテレビ局の番組もケーブルテレビを通して見られるようになっているのです。 また、地域によっては近畿圏をはじめとする他県の電波が入る場合もあり、それを利用してテレビを見ている家庭もあるのだとか。

佐賀県

佐賀県も徳島県と同じく、民法は「サガテレビ」の1局しかなく、日本で最もチャンネル数が少ない地域です。 しかし、佐賀県も決してテレビが見られずに不便ということはありません。 佐賀県では隣県である福岡県の放送局を受信できる地域が多いため、福岡県で放送されている番組をそのまま視聴できる家庭が多くなっています。 福岡県には民放が5局あるので、それらを合わせれば計6局が見られることになります。 なお、直接福岡県の電波を受信できない地域では、やはりケーブルテレビが広く普及しているようです。

宮崎県

宮崎県では、民放が「テレビ宮崎」と「宮崎放送」の2局しかありません。 2局あるなら徳島県と佐賀県のほうが少ないだろうと思う人もいるかもしれませんが、実はこの宮崎県、日本で最も受信できるチャンネルが少ない地域とされています。 上述した徳島県と佐賀県では他県の電波を受信できるため、ケーブルテレビなどを利用しなくても他のチャンネルを見られる場合がありました。 一方、宮崎県では他県の電波を受信できることが少なく、本当に2局しかチャンネルがありません。 もちろんケーブルテレビなどを利用すれば様々な番組を見ることはできますが、そうでなければ見られる番組が非常に限られてくるのです。

実はケーブルテレビに頼っている地域は多い

ご紹介してきたように、同じ日本国内でも地域ごとに見られるチャンネル数には大きな差があります。もしかしたら引っ越しなどに際して、思うように番組が見られなくなることもあるでしょう。 最近ではケーブルテレビだけでなく、ネットのオンデマンドや見逃し配信などもあるため、以前ほど困ってしまうケースはないかもしれません。 それでも、日本って広いんだなとあらためて感じますよね。

CHEERZ for スゴ得で記事読み放題!!